シャトー・ティヴァン “クロ・ベルトラン” コート・ド・ブルイィ
シャトー・ティヴァン “クロ・ベルトラン” コート・ド・ブルイィ
Ch. Thivin « Clos Bertrand » AOP Cote de Brouilly
ボジョレー地方のブルイィ山の山腹、コート・ド・ブルイィがあるオデュナ村に長年に渡り居を構え、この土地と共に生きて来た家族経営のシャトー。1877年に創始者Zaccharie Geoffray(ザッカリー・ジョフレ)によって2ha弱の畑から始まったこのシャトーは、140年の時を経て5代目の現オーナーであるClaude Geoffray氏に引き継がれ、ボジョレー地方を代表するクリュ・ボジョレーの銘酒として、フランス国内外で広く知られている。
2007年には息子のClaude-Edouard(クロード・エデュアール)氏がスイスの大学でブドウ栽培とワイン醸造の高等教育を修了し、国内外の様々なドメーヌにて研鑽を積み、帰郷。次世代への継承も順調に進行中。
ブリュイ山の南、東、南西向きの斜面に畑を所有し。45度の傾斜により日当たり、水はけも良好。樹齢も45~50年程度のものが多く、味わいの深みを演出するファクターにもなっている。 また、火山由来の閃緑岩(せんりょくがん)が、青みがかったコート・ド・ブルイィ独特の岩石として、この地のブドウ栽培に影響をもたらすと言われ、現地ではピエール・ブルー:Pierre Bleue de Cote de Brouillyと呼ばれている。
テロワール、樹齢、ミネラル、気候など、多くの要素が噛み合い、長期熟成も可能なワインに仕上がるのが、このシャトーの素晴らしいところ。
産地 | ボジョレー地方、コート・ド・ブルイィ 畑の囲いの壁には「1383」と刻まれた跡があるように、14世紀にはぶどうが植えられていた。 ブルイィ山の麓にあるこの壁に囲まれたブドウ園は南西に面する。土壌はより深く、ピンクの花崗岩の一部が丘の火成岩と混ざっています。 冬には、壁に囲まれた畑に羊の小さな群れが放牧されます。 |
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栽培と醸造 | 手摘みで収穫。全房発酵、一部は除梗。伝統的な方法にて10~14日間発酵。 ファウド(2~4000リットル)で7~9か月熟成 |
品種 | ガメイ、シャルドネ(1%程度) |
アルコール度数 | 13.5% |
味わい | 青みがかった輝きのあるガーネット色。アイリス、シャクヤク、黒い果実の香り。 スパイスのニュアンスもあり、長くて絹のような後味のある味わい。ガメイながらもフルボディ感もあるこのワインは、理想的には2~7年熟成の可能性があり、ヴィンテージによっては10年まで楽しむことができます。 |